ペルージュとフランス社会問題
こんばんは、べりこです。
今日は雨も止んでいたので、すこしリヨンを出てみました。
訪れたのはペルージュ。
「フランスの最も美しい村」に認定されたところです。
バスでもいけるそうですが、私はバスだと緊張するので(どのタイミングでボタンを押そうかと気が気じゃない)地方快速TERに乗って行きました。
リヨン・パールデュー駅から約30分。
メクシミューペルージュ駅に到着。
ここから20分ほど歩きます。
道案内くらいあるだろうと思ってたらありませんでした。
ないんかーい…
ということでiPhoneマップを頼りに進む。
やがて看板が見えて、石が敷き詰められたそこそこ角度のある傾斜を登ると…
到着‼︎
こういう古い所に来ると、外国に来た感があります。
どうでもいいかもですが、石の道なので(石畳ではない)足首を持ってかれそうになります。
ぐきっ!とね。幸い無事でしたが笑
スニーカーは乾燥中なのでぺったんこブーツできましたが結構つらい。
ご覧の通りどこもかしこも石で作られています。しばらく歩いていると、オーロラ姫を救うためにドラゴンを倒しに来た王子になった気に…
(打ち捨てられた人っ子一人いない村感、といえば伝わるでしょうか)
なるんですけど、車がいたるところに停まっているのですぐ夢から覚めます。
甘くないわねフランス←
とても小さい村なのですぐ見終えてしまいます。
たぶん初夏なら青空に映えてとても素敵だろうなと思いますが、季節柄どうしてもどんより空。
仕方がありません。
これはあまーいガレット。
ここの名物らしいので一切れ購入。
持ち帰り一切れで1.2€でした。
マダムが温め直してからくれたので、ほんのりぬくい。
お味は…
パンにバターを塗って砂糖をかけて焼いたやつ←
違うのはパンじゃなくて生地が薄いガレットだってことくらいでしょうか。
中世?の村らしく、お味は素朴なおいしさです。
たぶん1時間弱くらいウロウロして駅に戻りました。
ああ、そうそう。
パールデュー駅でキッシュを食べていたら10歳にもならない女の子に声をかけられました。
食べたい、と聞き取れたので少し欲しいのかなとキッシュを割ろうとすると
「何にも飲んでない、何にも食べてない。だから買って与えてくれ」
的なことを言われまして。
どうしたものかと思ったんですが、「どうやら演技をしているな」
という印象を受けました。
栄養状態も着ているものも悪くない。
なのでここは平たい顔族であることを活かし、
「ごめんね、何いってるかわからないの」と答えました。
それでも諦めない彼女。
ふと後ろにいたムシューに目を止め、「あなたのパパ?」と。
「いや、顔の濃さ…似ても似つかんけど…」
と思いつつも、
「養子ならあり得るか?」
とあさってなことを考えるくらいにはびっくりしていたようです。
ムシュー
「この子はフランス語を話せないよ、ほら、行きなさい」
的なことを言ってくれたと思います。
ようやく諦め、彼女は去って行きました。
ムシューに礼を言うべきか、しかし全然違ったらどうしようと思っていたらムシューいなくなってました←
フランスに限らずヨーロッパでは物乞いって多いですよね。
イタリアで初めて見たときは衝撃を受けたものです。
華やかなヨーロッパ。だけど一皮むけば失業率の高さや移民など抱える問題はたくさん。
どこの国もそうでしょうが、なんだかなあと思ったのでした。